出典:Gabriel Guerrero

コロンビアで警察官をしている、ガブリエル・ゲレーロさんが、深夜にパトロールをしていた時のことです。

 

彼は、道路に横たわっている男性を発見しました。

 

倒れ込んだような状態の男性を見て、ガブリエルさんは、男性がケガをしているのではないかと思ったそう。

 

ところが、近付いて様子を確認すると、彼がただ酔いつぶれて、動けなくなっていることが分かりました。

酔いつぶれた男性の『ボディガード』

その場所は男性の家の前で、そばには黒い犬が寄り添っていました。

 

そして、ガブリエルさんが男性を起き上がらせようとすると、犬は「主人に触るな!」といわんばかりに、攻撃的な態度を見せたのです。

しかし、男性をその場に放置するわけにはいきません。時刻は午前3時30分でしたが、ガブリエルさんは家のドアをノックしました。

 

すると、15分後にやっと家族が起きてきて、男性と犬を家の中に入れてもらうことができました。

男性と一緒に家の中に入っていった犬は、しっぽを振って、とても嬉しそうだったといいます。

 

動画を見ると、犬はむやみにガブリエルさんに攻撃的な態度をとっていたわけではありません。

 

ただ、飼い主を守ろうとしていたのですね。

 

この犬の忠誠心に感動したガブリエルさんは、飲酒をする人たちに向けて、Facebookに次のようにコメントをつづりました。

 

あなたがお酒を飲むつもりなら、運転はしないでください。

酔いつぶれるまで飲むなら、あなたの親友を連れていってください。忠実な犬をね。

Gabriel Guerrero ーより引用(和訳)
 

この投稿には「犬は決して私たちから離れないよね」「かわいくて、忠実な犬だ」「犬は間違いなく、僕らの親友だよ」などの声が寄せられています。

 

「愛犬が何者かの攻撃から飼い主を守ろうとした」という話は、よくあります。

 

酔っぱらって倒れている男性を助けようとした警察官も、犬にとっては飼い主に近付く『敵』だったのでしょう。

 

「相手が誰であっても、飼い主には触らせない」という行動を見せたこの犬は、間違いなく『忠犬』といえるでしょうね!

 


[文・構成/grape編集部]