生き物の寿命の長さに、規則性ってあるのかな?と考えたりします。
その中で、フクロモモンガの寿命って本当はどれくらいなんだろうか?とも。
一口に寿命と言っても、死ぬ原因が様々なので一概に平均を出せないのが野生生物とその飼育下繁殖個体ですね。
例えば、出産数が多い生物として有名なマンボウですが、自然下ではその99.99%が成体にならずに死亡すると言われています。(産卵数や生存数については諸説あり、って感じですが、幼体が生き残る率が少ないんだろうなと)
弱肉強食、適者生存の自然界では体が小さい・未熟であるというだけで捕食対象となりやすいのはもちろん、環境の変化に耐える能力も未発達です。
野生下で生き残るには、健康なことはもちろん、捕食者に出くわさなかったり、逃げ切れたり、エサにありつけたり…といろいろな「運」が必要そうだなあ、と考えたりします。
話が逸れましたが、
仮に1匹の個体が100歳まで生きても、残り99匹の個体が1歳未満で死んでしまったとき単純にその平均を取れば2歳に届きません。
また、適正な飼育下であれば例外を除いて生き物の寿命は伸びることが多いです。
これは先に書いた通り、捕食される確率や飢える確率が下がるからに違いありません。
また、気温や気候の変化も少なくなるので、そちらのメリットによる延命もありますね。
飼育下の生き物の寿命を計算しようとする時は、健康(であれば生きる事ができる個体の多い)寿命みたいな考え方も必要なのかな?と思います。
野生下と飼育下との違いに続き、気になるのは生き物の生きる力というか、最大に生きることができるポテンシャルみたいな源の量は、何で決まってるのかな?という部分です。
寿命が短いことで知られるセミですが、土の中での数年を考えれば殊更に短くはないのかな?とか
卵→成虫→死までのライフスパンが短く、それを利用して遺伝の研究にも使われるショウジョウバエだったら数十日程度です。
逆に、寿命が長い生き物で思い浮かぶのは、やっぱりカメです。
大型のリクガメの最長寿命は100年とも200年とも、それ以上とも言われますが、今から300年前に生まれたカメが今も生きているという記録が残ってるはずもないので、100年そこそこの寿命しかもたないヒトにはまだ計り知れない長さです。
ハエとカメを比べたとき、注目するのはその大きさの差です。
数十日のハエと、数百年のカメ。
数グラムのハエと、数百キロのカメ。
体が大きい方が、長生きできる遺伝子を持てるのか、長生きできるから、大きくなる遺伝子を持てる、もしくは成長する時間があるとも言えるのか…。
でももちろん例外もあるので、体が小さい生き物みんな短命というわけでもないですが。
ヒョウモントカゲモドキの飼育下での寿命は10年程と言われることが多いですが、最長だと34歳の子の話を聞いたことがあります。
逆を言えば、10歳になる前に亡くなった子の話も聞きますし、やっぱり平均というか10歳前後が多い、という答えに行き着くのかなあ…と。
レオパの体重が、100gいかないくらいで、これはフクロモモンガの体重とあまり差がありません。
フクロモモンガの平均寿命を聞かれたとき、10年程度と説明しているんですが、フクロモモンガは雑食性ということもあり適正な食事というのも確立・普及されてから年数が浅い印象なので、飼育下のフクロモモンガはどれくらい生きるのか?の答えがわたしの中で出ていません。
哺乳類なので、爬虫類である高齢レオパさん達のように、年をとってもあまり老いを感じず…というわけにはいかないだろうとは思いつつ、出来るだけ健康で穏やかに生きてもらえるよう試行錯誤をしようと思います。
フクロモモンガ飼育年数の短い我が家では最高齢なチタくんもうすぐ6歳です。
データに照らし合わせると、そろそろ曲がり角。
いつまでも元気でかわいいかわいいかわいいぶうしゃん♡と思いたいところですが、やっぱり歳とったなあ…と感じるところも出てきました。
元気に長生きしような、お互いに!
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