判定日 | * さんにんぐらし*

* さんにんぐらし*

家族三人 なかよく暮らしています。

判定日でした。
結果は陰性。



私はとっても冷静で、淡々と話をしていたと思います。
テーブル上に置かれた検査薬を見ながら、もう採卵はしません、と伝えました。
でも、やっぱりうまくいってほしかったのもあって、次採卵するとすれば…?とか考えていた自分もいました。
でも、連日の注射、頑張れるかな。
注射ぐらい誰にでも打ってもらえるけど、治療のことは今のとこでは誰にも話したくないので、無理かな。
旦那に教え込んで、旦那に打ってもらおうかなとか一瞬にして考えたりしました。



でもやっぱり、採卵はもうしたくない。
色々あって自然妊娠はあり得ないので、旦那の考えもきちんと聞かねばと思います。



2週間くらい考えてもいいし、今すぐ決めなくても大丈夫ですからね、って先生も言って下さいました。



どうもありがもうございました、って先生に頭を下げ。
後ろで見守ってくれていた看護師さんにも笑顔でお礼を言うと、話しづらそうに?でも暖かい口調でお大事にして下さいって言われました。
笑顔で挨拶したもんだから、痛々しかったのかな?可哀想な人に映ってたのかな?



何というか、診察室がとてもどんよりしていました^^;




会計が終わると、ぼんやりとしていた気持ちがはっきりしてきて、ふと、娘のことを思い出しました。
今回移植した胚盤胞は、娘と同じ時に凍結したものでした。
採卵数が3つで胚盤胞になったのは2つ。
とっても良かったんですけどね、って先生もポツリと言った卵さんのグレードはAAでした。


 
今回移植するまでは、今回移植した卵さんは娘の弟か妹ってずっと思ってたし、いつか一緒にいるはずだったのに、お互い一人になっちゃってごめんね、と思うと涙が溢れてきて止まりませんでした。




家に帰ると、玄関まで娘が走ってきました。
『母ちゃん、大好きよ!○○が大好きなんだよ!!待ってたよ-!』ってにこにこしていました。



自分は陰性でもショックはそんなになかったけど、娘に対しては何だか本当に申し訳ない気持ちになりました。
一緒に待っててくれたのに、うまく会わせてあげられなくてごめんねって話すとまたまた泣けてきました。
娘に、よくうちにきてくれたね。本当に ありがとう。と伝えると、旦那が俺も全く同じこと言った、と話しました。



泣く私を見て『大丈夫だいじょうぶよー、なでなでしたげよ。』と軽くテキトーに言われ笑えました。
いつもは泣いてる子を見ると痛いの?って聞くのに、それもなし^^;



いつも通りの娘に助けられました。
これも運命だったんだなと思えたらいいけど、まだまだ無理かな。




リセット待ちになり、安静にする必要もないので、せっかくのゴールデンウィーク、あちこち出掛けたり、買ったばかりの娘のトレーニングバイク(移植当日に購入した物)をいよいよ外に持ち出して娘と思いっきり遊びたいな♡



トレーニングバイク、毎日まいにち自分の自転車よーっと言って、ハンドルを握りしめています。
これを買った日のことは忘れられないだろうな。