先日、X(Twitter)でふくよかな体型の女性がウェディングドレスを来た写真を投稿されていて、大きなサイズのドレスが少ないから増えてほしいという内容を書かれていました。

とても幸せそうな笑顔にほっこりした写真でした。


コメントなどで「もっと痩せろ」と言った人が複数いたそうです。


それって他人が決めることですかね?


太っていて痩せたいと思っている人と、特に痩せようとは思っていない人がいると思います。

痩せたいと思っていない人に他人が価値観を押し付けるのはいかがなものかと思いました。


ここから本題。

『バレエをやるなら痩せていないと』

『先生に痩せなさいと言われた』

よく聞く話です。


私は基本的に本人に任せています。


過去に私から減量を提案した人は2人。

・ポワントで色々できるようになりたい、上達したいと度々相談してくるものの重すぎて限界。

 「ちゃんとできるようになりたいなら少し軽くすること考えませんか?」と。

・重すぎて関節に負担がかかり痛めているけれどトレーニングもやりたくない人。


二人ともに減量を拒否されたのでそれ以上は何も言いません。


過去にはありませんがもしかしたらあるかもと想定しているのは

・レンタル衣装が入らないのに発表会に出たい人

※レンタル衣装も今はサイズ豊富なのでサイズがないというのはかなり大きいということと、その負担のままリハーサルでたくさん踊ったら怪我のリスクが上がるから。

 また、その人が重くてできない動きに周りが合わせないといけなくなるから。


今年の発表会に出る生徒の何人か、太ってはいませんが

「ちょっとは絞りたい」

とのことで食事アドバイスをしました。


栄養バランスを改善したところ、疲労が回復して身体が楽になったそうです。

バレエを頑張っているのにぽっちゃりしているのなら、あとは食事管理と筋肉のコンディションを整えること。


希望してきた人にはアドバイスします。


バレエ上達のためには、ある程度は軽くないとできないことは出てきます。

片足で立つには重いほど大変ですし、ジャンプも跳べないし着地の衝撃も心配。


バレエを始める、やり続けるために痩せていないといけないということはないです。

誰でもできます。

ただし、もっとやりたいと思ったら身体に余計なものがない方ができるものは増えます。

どちらを優先するかは生徒さんが決めることです。


今回のテーマは《大人バレエ》

ジュニアは目指すものによって、またちょっと話が違ってきます。

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