先日、『近いうちに月曜日の新規加入ストップします』と生徒たちにもお知らせしたときと、その前のお話。


「知り合いに声をかけたけど来てくれない。彼女は先生のレッスンを受けたほうが良いと思うのだけれど。」

「友人に勧めたけど…なんで来ないんだろう」


ありがたいですね。

でもね、私のレッスンがすごく良いと思ってくれる人もいますが、良くないと思う人もいるわけです。


バレエをやっている人は大勢います。

価値観も人それぞれ。


基礎をやりたいと言いながら、実際に基礎のクラスに出たら「つまらない」という人も多くいます。

身体を痛めないようにきちんとやりたいんです、と言いながら無茶な踊り方をやめたくない人もいます。


そういう人に私のクラスを勧めても来ないですし、おそらく1回来てもその後は来ないと思います。


『楽しく踊る』も人それぞれ。

以前にも書きましたが、『楽しく踊りたい』としばらく通ってくれていた生徒。

それならばとポジションのズレをたくさん指導しましたが全然言うことを聞いてくれず、そのうち来なくなりました。

他の人から聞いた話、その人は注意されずに自由にやることが『楽しい』だったことがわかりました。

私の『楽しく踊る』は基本にのっとって、音楽に乗って踊ること。


もうね、このズレは生徒の考えが変わらない限り埋まることはないのです。

先生は自分が一番良いと思うレッスンをするのですから。


だから棲み分けが大事。

自由に、注意されずにやりたい人はそういう先生のクラスに出たら良いです。


私はきちんと教えたい。

『バレエはこういうものよ!』

の範囲で、大人になってからバレエを始めて安全にきれいに踊れる方法はいくらでもあります。

キャパを越えたときに怪我や故障が起きます。


私のレッスンでは、そのキャパを増やすこともしています。

きちんと教えるということは生徒の努力も必要。

でもそれが辛いものばかりとは限りません。

細々と努力を続けて、ちょっとでも楽しさアップでバレエを続けてもらえたらと思うのです。