先日、久々にアキレス腱のあたりが痛くなりケアをしつつ原因を探っていました。
ヒラメ筋の硬さが自力では抜けなくなっていて、1年ぶりに鍼治療へ。
ちなみにそのまま無理に踊っていたらアキレス腱断裂かふくらはぎの肉離れに繋がったと思います。
動きが出たらあとは自分でケアできます。
でもね、それだけじゃないんです。
ヒラメ筋が硬くなった原因がお尻の筋肉の強張り。
お尻が硬いと股関節の動きが悪くなるので歩くにもバレエをするにも太ももやふくらはぎ、足裏などが頑張って動こうとするので余計な負荷がかかります。
もちろん上のほうにも影響しますから腰痛、肩こりにも。
ここしばらく身体が重くて動きづらいな?と思っていて、発表会前はやることがたくさんあるので「やっぱり年だなぁ、疲れやすいなぁ」なんて思っていました。
でも、違いました。
記憶をたどってみたら、最近の不調のスタートは貧血のときからなのです。
貧血になると血液が運べる酸素、栄養が減ります。
今までと同じ動きをするといちいち全身が酸欠の状態になってだるくて疲労感かすごかったです。
ルティレバランス、アチチュードバランスをしていると、どんなに頑張っても脚が勝手に下がっていくのです。
アンシェヌマン1つごとに激しい息切れと動悸、もう動けないのではと思うほどの筋肉のだるさと強張り。
子宮筋腫による月経過多と、ホルモンのお薬で出血をコントロールしようとしたところ合わずにかえって出血が増え、2年ほどの間にヘモグロビン値が14に、その後11まで下がりました。
通常の正常値は11〜15なのですが、私の場合3歳からバレエ、水泳、剣道などをやってきていますから元々が運動に適応して値が高めでした。
さらに親が色々調べて、中学生から鉄分、ビタミンとプロテインのサプリメントを摂っていましたので思春期に多い不調などもなく育ちました。
それが急に下がったので酸欠になったのですね。
生徒にも「病院で貧血って言われてます」と言いながらほったらかしの人もいますが、自分が貧血になったと言うと皆さん「私も…」と話してくれるので、実際はとても多いと思います。
治療までいかなくても、鉄のサプリメントを摂るだけでもぜひ。
一番怖かったのは心臓のキャパを越えることによる心筋炎や心不全。
困ったのは筋肉が固くなること。
あとね、ちょっとぶつけただけで内出血。
脳の中でこうなったら…なんて思うと心配で、そのストレスもありました。
本当にバレエどころじゃなくなります。
幸い、私は処方された鉄剤の副作用もなく飲みきったあとはまたサプリメントに戻りました。
息切れ、動悸、異常な倦怠感、内出血はほぼなくなりました。
貧血で、肩こりや股関節のつまりに悩んでいる人は多いのですが栄養で体の調子は変わりますからストレッチやマッサージ、レッスンばかり頑張るのではなくて、バレエ上達や日常を快適にするために、栄養にも目を向けてくださいね。