私はレッスンの最初に、生徒が6番でまっすぐ立てているか確認します。
そして生徒の思う『まっすぐ立つ感覚』のズレを認識してもらうところから始めます。
だからわかるのですが、『まっすぐ』の感覚って本当に人によって違うんです。
こういうズレ方の人が多い、という傾向はありますがその角度も人によって違います。
だから、先生が
「まっすぐ立って!」
といくら言っても、まっすぐになれない人のほうが多いです。
これは大人でも子どもでも。
あなたのまっすぐはここ、とわかってもらうのが次の1歩。
その正しいまっすぐは、直されたばかりのときは歪んでいるように感じるでしょう。
ても慣れれば安定感バツグンです。
バレエを踊るときは,全ての動きが完全にオンバランスではありませんが、だからといって
「まっすぐだけじゃないよ」
と言うのはカリキュラムの少し後の話。
まずは基準がわかっていないと、オンバランスもオフバランスもないでしょう?
『基礎をきちんとやる』の最初は見た目と感覚のズレを知るところから。