ときどき話題になるサプリメントのことを。
バレエや体を動かす界隈でよく目にするものについて。
グルコサミン、コラーゲン、この2つの共通点は『アミノペプチド』ということ。
タンパク質はアミノ酸が複雑に結合したものですが、
アミノ酸(単体)
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アミノペプチド(アミノ酸が複数結合)
↓
タンパク質(アミノペプチドが複数結合)
栄養素として吸収されるには消化(分解)されますので、アミノペプチドを飲んでも一度分解されてからの吸収になるため、身体の中で特にその物質が増えるわけではありません。
タンパク質が極端に不足している人でしたら、何かしらの変化を感じるのかもしれませんがその前にもっと他に不具合が出ると思います。
骨折しやすいとか、常に疲労しているとか。
お肌のコンディションが気になる、膝に痛みが…なんていう場合は食事でタンパク質を摂るように心がけたほうが健康的です。
あとは筋トレ。
骨のカルシウムが使われるためにもタンパク質が必要ですから、タンパク質が不足したままカルシウムのサプリメントだけ飲んでも意味がありません。
多量栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)がきちんと使われるためには微量栄養素(ビタミン、ミネラル)が必要なので、まずは食事でいろいろな栄養を摂ることが大事です。
プロテインも同じく、いわゆる食事の置き換えをしてタンパク質だけ摂っても一部エネルギーとして使われ、余った分は使われずに排泄されます。
サプリメントは栄養補助食品であって、食事の代わりにはなりません。