2011年3月11日金曜日、私は契約しているスポーツクラブのキッズバレエ指導に向かうため千葉の蘇我にいました。


駅からのシャトルバスに乗っていて、途中のバス停で人が降りて、乗降時に車体が少し傾くノンステップバスだったのでドアが閉まると同時にまっすぐに戻るのですが、そのまま横揺れが止まらず、運転手さんも他の乗客も私もバスの故障だと思いました。


すると運転手さんが

「あ! お店の棚が揺れているので地震みたいです」

と慌てた声で言いました。


バスの窓から見える店舗の中が今まで見たことがないほど揺れていました。


バス本部からの指示を待って、乗客の安全が保障できないということでひとまず一周して全員降りてくださいということに。


状況がわからないのでそのままスポーツクラブに行くと、プールの水が揺れによってこぼれてフロア全体が水浸し、照明やエアコンが天井からはずれてぶら下がった状態。

もちろんレッスンはお休み。


蘇我店は向かいにJFEスチールの大きな工場があり、何度も爆発を起こしてその衝撃波で店舗の壁がボロボロと崩れていました。


店舗にもいることができないという指示で、当時は蘇我から電車で2時間以上かかるところに住んでいたので、人が多そうで自治体の対応がスムーズそうと支配人がアドバイスしてくださって、まだガラケーだったので地図をプリントしてもらって、歩いて千葉駅に向かいました。


その後色々あって、翌朝まで花見川区の小学校?(夜に移動したので暗くてわからず)の体育館に開設された避難所で一晩お世話になることになるのですが長くなるので分けます。