私はその場で生徒がすぐにできなくても、注意やアドバイスはします。
だって、バレエみたいに全身を使うもの、すぐにできないことのほうが多いじゃないですか?
昔は「1回でできないとだめ!」と言われたものですが。
だから同じ注意を繰り返すこともありますが、それが毎回同じ言い方ではないケースもあります。
生徒がやろうとしたら、動きは変わっていきます。
もう少しできそう、もっとできそう、となったら私も諦めたくないです。
それに私がしつこく注意することは、自分が早く教わりたかったこと。
ただ
「止まって」
「足を上げて」
「違う、そうじゃない」
だけでは何が正しいのかわからないですし、そのままできるまで色々探ってるなんて時間の無駄だから先生が教えればよいではないですか。
正しいやり方を教わってもすぐにはできないものなのですから、早く正しい知識を持って正しい方向の努力をすれば少しでも近道を進めます。
大人も子どもも、多少曲がり道ながらもその人なりに1番の近道を行けたら良いですよね。
脚を閉じるときはギュッと寄せるとか、つま先は力を入れるとか、巻き肩を自分で開けとか、「え?ちょっと違いますよ」という話を聞いたもので。
役に立たないばかりか悪影響になることを頑張っていることほどもったいないことはないです。
すぐにできてもできなくても、私は生徒が上達するために必要なことを教えます。