バレエ経験がすでにあって、私のところに来る生徒さんのほとんどが何らかの痛みや不調を抱えています。
そしてたいていこのブログを読んでくださって、しばらく迷って連絡をくださるケースが多いです。
ドキドキしながらも申し込んでくださった皆さんありがとうございます
不調や痛みの内容は人によりますが共通しているのは筋力がおそろしく足りないということ。
それ以上体を壊す前に来てくれて良かった!というケースばかりです。
最初に歩き方チェックをされた人は普段の動きを確認するためです。
歩き方チェックをやらなかった人はそれ以前にまずトレーニングしましょう!ということです。
特に人間の身体の中で大きい筋肉、太ももとお尻は身体を支えるためにとても重要です。
バレエ上達、痛みなくバレエを続けたい、これ以上悪化させたくない…目的も人によりますが、私が目指すのはその人がより良い状態になること。
バレエを頑張っているのにできる感じがしない、レッスンのたびに痛みがある、など健康ではない状態の人は身体の大きな筋肉が使えていません。
ここで注意!
このような話のときは毎回書いていますが、使うことは力を入れることではありません。
不調が出るほど筋力がない人は、負荷をかけて部分ごとのトレーニングしないと筋力はつかないのです。
だって、バレエを何年も10年以上やって筋肉が減っているのですから、筋肉を使える動き方や姿勢ができていないということなのです。
筋肉は使えなければ加齢とともに衰えます。
バレエ指導者の中には筋トレは必要ないと考えている人もいます。
それは毎日レッスンしているジュニアならまだそれで良いかもしれませんが、大人になってから始めた人・長いブランクがある人はせめてコンディショニング(ストレッチやエクササイズ)をしてバランスを整えないと足りない筋力を他の動かしやすい筋肉で補うことになるのです。(代償運動)
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バレエの人たちが「余計な筋肉」と言っているものが増えやすい状態です。
だから筋力とバランスは大事。
筋トレと言っても様々で、私がやっているのは身体のコンディションを整えてバレエのパフォーマンスを上げるためのもの。
ムキムキマッチョになるには、100kgのウェイトでも足りないのですよ。
私の足のトレーニング(レッグプレス)のウェイトは100kgです。
女性、身長172cm、がっしり体系の人がムキムキな太ももになるためには250kg〜必要です。
本当にムキムキになるためには相当の努力が必要です。
細すぎる人の筋肉が増えたら太さが出るかもしれませんが、使い方が悪くて太くなっている人はトレーニングすることで細くなります。
【筋トレ=腹筋】という考えの人がまだまだ多いなぁと思って書きました。
必要な人に届きますように!