昨日のお約束どおり、振り付けを覚えるコツについてです。
うっかり!
下書きを完成させて、投稿を忘れていました。
毎年毎年領収書を溜め込んでしまいまして
昨日は音楽の拍子やリズムの大切さについてでした。
今日書く内容はあくまでも基礎的な範囲です。
応用はいくらでもできますから。
音楽をよーく聴いてみるとフレーズというものが存在します。
歌があるものだったら歌詞の区切りとか、間奏が入るとか。
ジャンルはクラシック、ポップスあたりがわかりやすくておすすめです。
ミュージカルはねぇ…
合唱を始めて楽譜をちゃんと読んで知ったのですが、歌の中でもセリフのようになっていたりするところ、ものすごく変拍子だったりするのでそれがわからない人は余計にややこしくなるのでやめたほうがいいです。
聴いてみて、カウントをとってみましょう。
ほぼほぼ【8×偶数】で区切りが現れます。どんな曲でも違うところもありますがほとんどの部分が8ごとです。
クラシックでも作品になると8カウント以外で違う旋律に移ったりすることもあります。
バレエ曲でしたら花のワルツとか、シンデレラの時計のワルツとかに出てきます。
そしてバレエのレッスン曲は必ず8カウント単位にアレンジされています。
これはバレエピアニストさんの技術ですね!
(youtubeやSpotifyなどでも聴けますので検索してみてください。)
ということは音楽とぴったり合う振付は8カウントごとにパターンや方向が変わるはず。
それが4カウントだったり、慣れた人のクラスなら16カウント、32カウントのこともあると思います。
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お分かりになったでしょうか?
8の半分、8の倍、その倍、です。
これが6とか5とかで振付が切り替わるとものすごくやりづらい。
私もあえてその区切りをまたいだ振付をすることもありますが、それはそういう変則的な振りの練習をしてもらうときで生徒に説明もします。
慣れた人の一つ上を目指すためのもので、入門などではやりません。
「振りを覚えられないー」と言う人の多くが、質問するときに
「タンデュ3回で…あれ? このあとなんでしたっけ?」
等と言うのです。
そこで必要なのは回数じゃなくてリズム。
インアクセントなのか、アウトアクセントなのか、四分の三拍子なのか、四分の四拍子なのか、などの情報です。
タンデュ3回で、だけを覚えてもいざ音楽がかかるとどのスピードで動いてよいのかわからないのでできなくて
「振り付けを覚えられない」
と思い込むのです。
振り付けを覚えるときには動きの輪郭や方向、リズムを一緒に覚えましょう。
また、足の動きに腕をつけるという考え方も覚えづらくします。
全身で一つの動きをしている意識を持つと総合的に記憶に残るのでアウトプットしやすくなります。
これらを頑張っても1人で踊れないなら、クラスのレベルが高すぎます。
一つ上のクラスを受け始める最初でしたら、まずは【最初の8カウントをしっかり覚える】等目標を明確にしてみましょう。
または、いきなりレベルを上げないで、週1回は優しめのクラス、別の曜日1回はチャレンジするクラスを受けるなどして移行していくのがオススメです。
私が覚えられない人にしているアドバイスは、全体をなんとなくやって不完全燃焼で終わるより
「ここまでをしっかりできるようにする」
と範囲を決めること。
全部がモヤモヤだとやった気がしないこともあると思いますが、前半を何が何でもやるぞ!とやってもらうと、流れがつかめて後半もすんなりできたりします。