昨日は久しぶりにお会いしたことのない先生の代行で教えに行っていました。


数年ぶりに会う方がちらほら、ほとんどの方がはじめましてのクラス。


クラス自体は長くやっているのでバレエ歴は長い方が多いです。


およそ30人。

バーレッスンから動きがバラバラ(^_^;)


たった60分のクラス。

普段のひよこ座のクラスのようにじっくりやる時間はありません。

バットマン・タンデュでアウトアクセントとインアクセントを入れたのですが、この時点で注意しないと後が大変という状況に。

リズムの説明。


インアクセントを『速く』と言われている人って意外と多いのです。


私もそう教わったことがありますが先生が

「5番がアクセント」

とも言ってくださっていたので混乱はありませんでした。


問題は『速く』だけ言って説明が足りないケース。


生徒さんの動きを見ると少なくともアクセントを理解していないことはわかります。


音楽に合わせて手拍子、表拍と裏拍の確認。


その後はタンデュの動きも良くなります。

どのタイミングで動くのか決めるために、動きのアクセントと音楽のアクセント、裏拍や弱拍の理解は必要です。


動きを速く・ゆっくりするのではなく、音の取り方に合わせて動くスピードが決まるのです。


マーキングを振付の確認のためだけに使っている人もいます。

マーキングは動くタイミングや緩急を決めるためにやります。

振付を覚えるのはその前。

私は「振りを覚えきれなかった人は確認しながら」と付け足すことがあるのですが、正直なところ生徒がそれをどこまでわかって聞いているかはわかりません。


音楽のリズムがわかっていないと、どこで動いてよいのかわからないので行き当たりばったりになって身体を伸ばすタイミングも作れず、結果としてちょこまか、モヤモヤした踊りになってしまいます。


昨日は初めての先生にアクセントやら、音楽を聴いて、など(おそらく普段言われないことを)言われて戸惑う生徒さんたち。

「私ピアノと歌やってるから音楽取れていないとすごーく気になる」と言うと納得されました。

いや、本当はバレエだけでもちゃんとわかっていてもらいたい部分ですが。


勉強のためもあるとはいえ、好きだからやっている習い事。

不本意な使い方ですがみんながバレエ上達するためなら!