「まっすぐ立って」と言われて本当にできる人がどのくらいいるでしょうか?


ほとんどいないと思います。

だから私のレッスンでは「まっすぐ立って」とは言いません。

「まっすぐと思うところに立ってみて」は使います。

そうすると人それぞれの癖が出ます。


手でまっすぐに直して生徒一人ひとりのまっすぐを体感してもらいます。


それでもなかなか1人ではできません。

でも、知っていてできないのと、完全に手探りでわからないものを探るのでは違ってきます。


私自身も利き足を軸にしたときは本当に迷子。

ケガをして、筋力が落ちて感覚が鈍くなって、以前より分からなくなっています。


だからパーソナルトレーニングやコンディショニングで少しでも良い状態にしようとし続けているのです。


生徒の何人かは「先生だから何でもできる」と思ってくれていたりするのですが、何をやればよいのかわかっている点が違うだけで感覚や身体のズレや歪みというものは常に存在します。


『まっすぐ立つ』は難しいのです。