今回は、生徒が理解できるようになったお話。
スポーツクラブでいつも受講してくれる生徒。
珍しくバレエの前の筋トレのレッスンを受けていました。
「筋トレの大切さがわかりました!」
おっ!?
「体の外側はバレエでは使わないって聞いてたけどそうじゃないですよね」←他の先生が筋トレはしてはダメと言っていたそう。
私はスポーツクラブでも数分間の筋トレレベルの負荷のエクササイズをしてからバーレッスンを開始します。
いきなりバーレッスンをやると、直したいところだらけでたった60分のレッスンでは時間が足りなすぎるのです。
『スポーツ』クラブなのである程度は体を動かしてもらわないといけないということもあります。
先にちょっと時間を使って筋肉のスイッチを入れたほうがスムーズにレッスンを進行できるのです。
バレエをやるつもりなのに筋トレをやらされて「こんなことやりたくて来ているのではない」と言う人もいたりします。
ケガせずに長く続けて上達するのと、バレエっぽいことやって上達はしなくても良い、、、受けるクラスを選ぶ権利は生徒さん側にあるのでね…
「バレエの前に他のスタジオレッスンも受けるなら、ストレッチなどリラクゼーションより筋トレのクラスを」
と言い続けて来たのですが、先日初めて筋トレレッスンに出た生徒さんからでたのが最初の言葉。
「私、腕をセカンドに保てないの力が足りなかったんです。腕のトレーニングも必要なんですね!」って。
「太ももやお尻も弱いってわかりました!」
うん、前から言ってたけどね!(笑)
わかってくれてよかった。
私のクラスは比較的年齢層高めの人が多いので本当に筋力がない。
腕の筋力が足りなすぎると腕を保っていられずフォームが崩れる、肩がこる、体幹も崩れる…
と、マイナスだらけ。
意識して頑張るだけではどうにもならないこともあります。
自分をしっかり支えられる筋力があるから、日常以上の動きができて、余計な力を抜けるようになるのです。
いわゆるアウターマッスル(インナーマッスルでもですが)で体重を支えられないとインナーマッスルは使えません。
動くときにもアウターマッスル中心で、バレエは普通以上にインナーマッスルの強さが必要ということであって、アウターを鍛えてはいけないという意味ではありません。
これを言う先生は知識がないですね。
というわけで、外側の筋肉も、内側の筋肉もたくさん使うのでどれも大事!