他の教室にも通っていてそちらのほうが長い生徒。


今度の発表会のリハーサルで立ち位置を決める話のときに

「バミリが見えないと…」

と言うのでそういう人、意外といるのかな?と思いまして書くことにしました。


まず、踊りながらバミリはそんなに見ません。

下を向きっぽなしで踊ったら、見た目だけの問題ではなく自分でバランスを崩します。


大きく移動するときなど必要なときは視界の端に入れますがバミリをメインに見てしまうと客席からもバミリを探していることがわかってしまいます。


しっかり場所を取らないといけない暗転ピン抜き、コールドなどでは袖幕の位置、客席の列、ホリゾントはステージの縁などいちいちそこを見なくても確認できるもので空間全体を把握して動きます。

バミリは最終確認というか、補助的なものです。

場当たりまでに自分の立ち位置は把握できるようにします。


また、人と人との間隔もリハーサルで感覚をつかんでおきたいところ。

リハーサルをやる意味はそういうところにもあります。


そして、これらはセンターレッスンで訓練されます。


センターレッスンでまっすぐ並べない、移動するとグループの並びが崩れるのはそういう感覚がないから。

バーを真っ直ぐに置くこと、センターレッスンできちんと並ぶこと、方向の転換をしっかりできるようにすることで空間認識能力も鍛えられます。