大人の生徒から時々ある質問。
「ポワントが潰れたってどういうことですか?」
手っ取り早くいうと履き潰して柔らかくなったので買い替えの時期ということです。
一番多いのはボックス(つま先の硬いところ)が柔らかくなりすぎて立てなくなること。
シューズを通して指先で床の感触をはっきり感じるのは潰れています。
まだ使えるうちはプラットフォームの周辺に少し硬さを感じますが、それがなくなるくらい柔らかかくなることもあります。
2番目に、ソールが柔らかくなりすぎる場合もあります。
特にファーストシューズで多いように感じています。
初めてのポワントだからと、お店の方に「柔らかめが良いですよ」と言われて柔らかめを選ぶとボックスよりもソールが先に柔らかくなりすぎて履けなくなることがあります。
どちらも、最初に硬いものを選べばよいというものでもなく、柔らかすぎると大人には足の負担が大きすぎます。
先生やプロはそこそこ柔らかいほうがコントロールしやすいと言うかもしれません。
成長期に数年以上、ある程度以上の頻度でルルヴェやジャンプをした経験がないと、中足骨の皮質骨の厚さつまり骨の丈夫さが違うので憧れだけで真似しないように。
・筋力
・身長や体重
・足首の柔軟性
などの要素を考えてちょうどよいものを選びたいですね。
ひよこ座の大人の生徒は最初は日本製のポワント、2〜3足目から海外製に移行する人が多いです。
日本製は比較的ソールが薄めでしなりやすい、ボックスが潰れにくい、軽い。
海外製はソールに厚みがあって慣れないとア・テールが不安定、うまく使うと長持ち。
自分に合ったシューズはバレエ上達を助けます。