発表会などで大人からバレエを始めた方もバリエーションなどソロや少人数で舞台に立つケースが昔より増えましたね。
そこでうまく見えるコツ。
『コールドバレエも経験すること』
バレエの基礎レッスンで学ぶことはパの一つひとつを覚え、磨いていくこともありますが、方向や移動のルールはコールドバレエを美しく見せて、なおかつ事故を防ぐ安全に関わることがたくさんあります。
組み立て式のバーもまっすぐ置くのは方向感覚を身につけるため。
ちょっと歪んでいても気にしないのは大問題。
気にしてください。
センターで前に進んで後ろに戻らない、避けるなら前方横、それは衝突事故を防ぐためにもあるルール。
あとは出るときにも
「きれいに歩く」
「プレパレーションも丁寧に」
など注意されたことはありませんか?
全部舞台の上に活きてくるはずです。
中級以上くらいになると出損なった人がいても音は止めてもらえないことがほとんどです。
本番に音楽を止めることはできないですから。
1人出損なって人数が少なくなったグループに他の人がパッと入ることがあります。
これも人数を合わせるために必要なこと。
自分の出番に余裕を持って準備する癖をつけるのです。
裏でどうであれ、観客には舞台上しか見えません。
裏でのごたつきを見せないのもテクニック。
静かに踊っているように見えて、袖で移動を間に合わせるために全力疾走していることもありますしね。
コールドバレエで方向感覚や舞台上のルールを学び、身につけてやっとバリエーションの振付の意味がわかると思います。
ソロなのに意外と移動範囲が狭い振付のものもあります。
全幕ではコールドが周りにいて、その中で踊るような場合はコールドを蹴散らすような振付にはならないんですね。
これをソロだけで踊るからと舞台いっぱいに動くと違和感があったり、無理に大きく動こうとして違うものになってしまったりします。
逆にセットは背景と書き割りだけ、周りは立ち役のみまたは誰もいない、というような場面のソロでは1人で舞台全体を使う曲もあります。
例えばジゼルの一幕はお家のセットがあり、常に村人がいるため踊りに使われる面積が比較的少なめです。
わりと人が密集して踊る感じですよね。
こういうことを説明されたり作品を観ただけで理解することはなかなか難しいので実際に経験することが上達のコツ。
バリエーションを踊りたい気持ち、挑戦する気持ちはとてもよいのですが発表会には観客もいるわけです。
自己満足だけではなくて、客席からどう見えるかを考えることも必要です。
何年か前にバレエ学校の卒業生たちで「みんなでコールドやりたいね!」なんて言っていたのが実現しないままバレエを引退してしまった人も多く
先生になるとコールドをやる機会がなくなってしまってコールドやりたいなぁと考えていて思いついたことを書いてみました!
身長170cm〜177cmの先生が私も入れて知っているだけで7人はいるんですよね〜
そのなかに入ると172cmの私は小さいほうです(笑)
170cm以上の先生でジゼル2幕のコールドとかやりたいなぁ、なんて。
子どもの時からレッスン継続している人も入れたら人数集まるかしら?
やるときは参加したいです!って人いたら是非連絡ください