昨日の続きになります。


今回の『ラ・ボエーム』は2階席にしてみました。


この間から、新国立劇場の1階と3階・4階、東京文化会館の3階最前列に行きましたが、上の階は観劇マナーを知らない人が一定数いるらしく上演中にスマホやスマートウォッチを光らせてしまう人、スマホのアラーム(?)など鳴らす人、序曲が始まってからとカーテンコールでおしゃべりする人がどうも多い。

ほとんどの人がコアなファンで回数を多く見たい人のように感じたのですが、『たまたま来てみました』の層がマナーを知らないのか知っていても対策しないのか、機器の操作をわからないのかといった様子です。

今度からしっかり吟味した一回を良い席で観ようと思います。
せっかく観に行くのだからストレスのない席を選びます。

客席の照明は最初に二分の一の明かり、その後に暗くなります。
裏では『客電下げます(または二分の一)』『客電アウト』と言っています。
一段回目はたいてい1ベル(5分前の1回目のベル)のとき。
その時点で光るものは電源オフまたは光がもれないようにしまうこと。

【観劇のときには】
スマホはうっかり鳴ることを防ぐために電源をオフに。

スマートウォッチは設定によっては腕を動かすとディスプレイが光ります。
音の出ないよう設定を確認して、はずすのが無難です。
私は普段から音量ゼロ、音の鳴る設定を使っていないので巾着に入れてから鞄の中へ。

客席の照明が暗くなり始めたら光らせない!
光るものは鞄の中へ!!

咳が出そうで心配な人はのど飴など先にスタンバイ、包みをカサカサさせないように。
あまり良くないですが飲み物の蓋もすぐ開けられるものにストローを用意しておくとさっと喉を潤せます。
喘息持ちなのでいつ咳き込んでしまうかと私もいつもちょっと緊張します。
ずっと咳込んでしまうよりいいかなと思って用意はしておきます。

静かになってからカバンをガサゴソもやめましょう。
プログラムを途中で見たい場合や、オペラグラスなどは先に準備しておきます。

強い香水や香りの強い柔軟剤などは避けよう。
汗をかきっぱなしにせず拭き取ってから。
人と人の距離が近いのでニオイには気を使いたいところ。
自分の好きな香りを隣の人も好きとは限りません。

肘掛けからはみ出さない。
たまーに見かけます。
男性に多いですが、ドカッと背もたれにもたれて表側の肘掛けからはみ出すくらいに幅を取るのもマナー違反。

客電が明るくなり始めたら終演の合図。
しつこいカーテンコールはあまり歓迎されません。
出演者の方はサービスしてくださいますけどね。

あと、これは本当に個人的な意見なのですがマスクをして欲しい…
逃げ場がなく距離が近いからこそ。

ほんの少しの気遣いで、お互いに気持ちよく観劇したいものですね。