夏から秋にかけて本番があり、バリエーション練習中の生徒何人かから
「体力ないから最後キツイ…」
「スタミナつけるために鍛えなきゃ」
など。
こういう場合、身体を鍛えようとする人が多いのですが、しんどいのに無理に動いたらケガのリスクが高まります。
【体力がないと'感じる'原因として考えられるもの】
・呼吸と動きが合っていない→基礎のときに呼吸も練習。
・それまでの疲労回復がうまくいっていない→栄養、休養、セルフケアを。
・血流が悪い→上に同じ。
・バレエの技術的な問題(引き上げができていない、力む、流れが掴めていない、など)→キャパを越えすぎるのは振付を考えたほうが良いかも。または曲を通す前に部分練習を。
・水分不足、塩分不足(倦怠感を感じやすい)→学校、お仕事中も水分補給をしっかりと。
・エネルギー不足(空腹のまま踊る、など)→ランチ、給食のあと何も食べずに夜のレッスンを受けるのはちょっと危険。糖質、タンパク質の摂れる間食を。
・筋力不足→繰り返し踊ることで筋力アップをしようとするのはとても危険。代償運動が起きるとかえってバランスが崩れることも。筋トレは別枠で。
なぜか、自己流で解決しようとする人は意外と多い。
ちゃんと先生に質問するなり、パーソナルトレーニングを受けるなり、しっかりと踊りたかったらバレエのレッスンプラスαは必要。
辛いのが努力することではありません。
建設的な方法を。