夏〜秋にかけて、教え子の発表会が続くのでリハーサル指導も増えています。
そんな中、他の先生からも注意されたことを私が噛み砕いて教えるタイミングが重なりました。
「もっと跳んで」
「もっと大きく動いて」
「もっとたくさん進んで」
「バランスを止めて」
「もっと脚を上げて」
「ビシッとポーズを決めて」
「上半身をもっと使って」
「こう言われたけどできません」
「泉先生なら教えてくれると思って」
生徒から相談されるとため息。
生徒にではなくて上記を言った先生に対してです。
生徒はやろうとしますよ?
嫌だと思っていたら発表会ばかりかレッスンにだって参加しないでしょうから。
やる気があるのにできないのは理由があるから、できる方法を教えましょうよ。
ただ「これをやって」だけでは何を頑張ったら良いのかわからないから先生がいて、先生がその方法を教えないと手探りでは時間がかかりすぎます。
できる方法を教えて、ちゃんとした方法をたくさん練習したほうが本番にもっと良い踊りができます。
闇雲にやって、できたのかできていないのかわからないまま本番になったら、生徒も不安だし先生も仕上がりに満足できないのでは?と思うのですが…
もちろん練習してできるようになる、できるまで練習することは必要ですが、方法を教えずにやらせることは本当に無駄な時間が多くなる。
毎日数時間練習できるならそれでも良いかもしれません。
週1回、2回の練習では効率も考えたほうが良いですよね。
間違った身体の使い方をたくさんしたら、良くない癖がつく、痛めるリスクが増す、ということも考えられます。
うまくできないことがあったら、『動き』を見直す。
一つのことだけに注目しすぎると余計にできなくなります。