今日の朝のクラスは他のお教室で習った経験のほうが長い生徒ばかり。


今日は足を1番、5番に戻す際に

【下に降ろそうとしないこと】

【内ももをギュッと寄せようとしないこと】

をテーマにレッスンしていました。


バーレッスンで連続するルティレ。

ルティレに持ってくるとき、戻すとき、みんな軸足をゴシゴシ。。。


私「ルティレは軸足をつたって…って教わっていたんでしょう?」


うなずく生徒達。

今回も【手段と目的、結果】のすり替わりです。


ルティレを均衡が取れた状態で正しく、美しくできると、つま先は軸足から離れません。

これは【動作の結果】です。


それを「軸足から離れたらダメ」と教わると、真面目な生徒ほど美しいルティレをすることより、つま先を軸足につたわせることを頑張ります。

美しいルティレになると信じて、自分でフォームを崩してしまいます。


なぜつま先が軸足をつたうのか、説明が足りないのです。


均衡が取れた状態でのルティレは骨盤も歪みませんし、軸足も崩れません。

ア・テールでも、ルルヴェでも大丈夫。

音通りにバランスもできます。


やってみた生徒達、きれいなルティレができました。

いつもそれができるとピルエットも安定しますね。


私のレッスンは比較的にシンプルな内容で、ゆっくり進めていきます。

生徒達はこの軸足をこする動きを良いものと信じてやっていました。

このような誤解をさせる説明は先生が工夫するべきです。


頑張るべき、気をつけるべきポイントを間違えるとできるものもできません。