私がよくブログに登場させる【関節の動きの調整】とは。
レッスンを受けてくれている人はもうわかってくれていますが、ブログだけを見ている人にはわかりづらいかも?と思いました。
これは実際に体感してもらわないと難しいのですが、よくSNSなどで「意識する」「頑張る」と言っている人も見かけるので、言葉にできる範囲で説明します。
関節の動きは骨と筋肉の構造により動く方向や角度がおおよそ決まっています。(個人差はあります)
ほとんどの人がその本来の動きより小さな動きしかできません。
その理由は以下
・筋肉のコリや疲労
・その動きをしたことがない、理解できていない
・骨の変形(骨折など後天的な理由)
・過去の怪我などの影響
・先天的な異常
その中で大きく分けて2点に注目します。
【動かし方を知らなければ動かせない】
バレエの動きは解剖学的に異常な動きや、反した動きはないですが、特殊ではあります。
人間の本来の身体の可動域より小さな動きしかしていない現代人は、バレエのように関節の動きを最大限使うものをできるようになるには時間がかかりますし、差が大きすぎて感覚をつかむまでも難しいです。
コリ固まったり、動く感覚を知らなければ、本当は動かせるものも動かせません。
【動きの癖は簡単には直せない】
過去にケガをしたことがある人の多くが陥る罠『ケガの影響でできない、痛い』
これは1つ目以上に人によって違うのであくまでも例としてご覧ください。
過去にケガをしたことがあり、そのせいで関節の動きが悪い、動かせない、と話してくる人は多いのですが、適切なストレッチやエクササイズで改善した人も多いです。
そのようなケースはケガをしたときに痛いところをかばい筋肉の使い方のバランスが崩れる
↓
ケガが直ってもバランスを直すことをしていない
↓
筋肉の緊張と弛緩のバランスの歪みが定着、悪化
↓
定着するとバランスの崩れに気づかない
↓
バレエなどをやろうとしたときにバランスが取れない、動かせない
定着した癖を直すのは自力では難しい。
これはただ弱ったところを鍛えるとかそんな単純なことではなく、筋トレに加えて神経系トレーニングも必要。
脳がキャッチする身体のバランス感覚から修正しないと、まっすぐになったほうが歪んでいると認識することもあります。
感覚の歪みがあると関節の本来の動きが出せません。
関節の動きを出すには様々なやり方があります。
いわゆるバレエストレッチなどではありません。
レッスン前にコンディショニングをすることで関節の動きを出すとバレエも効率よく習得できます。
よく、「直すために意識する」と言う人もいます。
関節の動きの悪さはただ『意識する』だけでは直せません。