まずは見学、体験って何のためにあると思いますか?


私は先生の実際に指導する様子を見たり、考えを聞いたり、質問したり、ご自分やお子さんがレッスンを受けるようになった場合どういうふうになるのかシミュレーションのためと考えています。


とあるツイートを引用したところ、よくやり取りしている新体操の先生も同意見とわかり、やはり!!と思っているところです。

ぜひ元ツイートもお読みくださいね。


https://twitter.com/hiyoko_bbc/status/1629711888102871040?t=42PyA0uoGgsAXB5p6rO_Hw&s=19 

 

私の担当するジュニアクラスの生徒たちはレッスン開始より少し前に到着、すぐに準備をしてアップを始めます。

内容は決めてあって、変更があったときには細かく指導して、しばらくは同じものをやってもらいます。

ずっとやり続ける種目もあります。


アップも運動なので段々と上達します。


見学や体験は比較的幼児クラスが多く、幼児クラスの終わりには次のクラスの小学1〜4年生がエクササイズをしながら待っている状態。

レッスンが終わるとすぐにフロアに散らばって場所を使う種目をやり始めます。


このあたりで親御さんとの質疑応答タイム。

のはずが、話が弾まないときは全然会話のキャッチボールができない状態になります。


方針として「バレエを好きになって自分から頑張れる子になってもらいたい」というようなことはいつも言います。

それで共感してくれる親御さんもいれば、言葉を失う人もいます。

言葉を失う人の考えがいつも分からず、あまり質問などもなく去ってしまうのでなぜ話もしないのか疑問に思っていました。


そこで今回のツイートを拝見したのです。


そこで思ったこと。

自主性のある子ども=先生は見守るだけ(見てるだけで何もしない?)と思われていたのではないかと…


実際、今いる子達はみんな真面目でがんばりやさんなので「やりなさい」と言う必要が全くないのです。

フォームが崩れたり、間違ったときにはすぐに直しに行ったり声をかけます。


ツイートにあるように、そこまで持っていくのは簡単ではありません。

子ども達一人ひとりの性格も違いますし、説明をたくさんしたほうが良い子、褒めたほうが伸びる子、黙って自分のペースでやらせたほうができる子、、、個性に合わせて指導しています。


好きになって、上達したいという欲が出たら、自分でやります。

というよりやりたくなる、でしょうか。


その内容を闇雲ではなく、正しいことを指導するのが先生です。

手取り足取り、全部面倒を見るのが丁寧な指導とは限りません。


先生が余計な手出しをしないようになるまでの道のりがあるのです。


そういった方針や考え方も見てもらいたいですね。

見学・体験で見た様子は、未経験ではなく数ヶ月から年単位将来のご自分のお子さんの姿と思ってください。