題は生徒の言葉。


私の生徒はなぜかやりすぎるタイプの人が多いです。

生徒いわく「類は友を呼ぶ」

たしかに(笑)


そして小難しい理屈をレッスン中に熱心に聞いて考えられる人じゃないと続かないからだと思っています。


・良いと思ったトレーニングは毎日100回←辞めてと私の方から注意


・教えたトレーニングの負荷を上げる←辞めて


・トレーニングの角度もうちょっと大きくする←辞めて


・踊りながら「ここ使って、ここに力を入れて、ここは締めて…」とがんじがらめ←一度まっさらに戻れる?


このようなタイプの人に正しいことを教えて、できるようになってくるとよく言われるのが

「先生、これだと何もやってないみたい」


全身ガチガチに固めて、力を入れることが使うことだと勘違いしていた人が力加減をできるようになった最初、筋肉を固めなくなるとこの言葉が出てくるようです。


〇〇を使う、と常に意識している人はおそらく力を入れすぎています。

筋肉は使うのではなく、働かせられる動きをすること。

その動きや、うまくできない際に不足したものを補うやり方を教えるのが先生の役目。


使う筋肉ばかりを教えるのは本当に意味のないことです。


筋肉って、骨を支える、動かすためにあります。

でも、ただ力を入れただけでは骨が固定されて動かないんですよ。

筋肉を使って骨を動かすのではなく、骨を動かすそうとするから筋肉が使われるのです。


だからバレエの踊りを教えるのに、身体のことを説明するなら骨の動かし方や動きの軌道を教えないと生徒には伝わりません。

特に大人は。