先月の病院での講義のために数えたルルヴェとジャンプの回数。
スポーツクラブの入門〜初級のバレエ60のあとに希望者だけ参加の有料スクール、センターレッスン30、合計90分でルルヴェおよそ200回、ジャンプおよそ100回。
生徒達に話すと「ひぇ」という反応。
でも「何がそんなに大変なの?」という人も。
例えば、正しくルルヴェができなくてもレッスン自体は参加できるわけで、一回ごとに関節や腱などの組織にわずかに余計な摩擦が加わることを想像してみてください。
1週間に複数のクラスに出ている人も多いですね。
週2回だったら単純計算で合わせて600回。
3回だったら、中級以上のクラスにも出ているかも?
そうしたら1000回くらい?
1ヶ月、1年、、、そのすごい回数足を痛めつけていることになりますね。
だから、ルルヴェ、プリエのポジション、姿勢は大事。
大人って焦ると動きばかり練習しようとすることが多いのですが、まずは姿勢を気にしてほしい。
正しい姿勢が取れない理由があったら、それを解消するためのケアやトレーニング。
大人はただ踊りの練習だけするのは効率が悪いです。
バレエを始める前の数十年の癖、始めてからも間違ったまま何年も動いていたらそういう筋肉の使い方になっています。
間違った姿勢や動き方が身につく前に、まずは正しいものを知ることから。
目指すものが分からなかったり、知らなかったらそこにたどりつくまでの過程も決められませんね。