私はトレーニング指導もしているので、個人レッスンのみの生徒は主に身体づくりのエクササイズやトレーニング、バレエの動き方の基本を中心に指導しています。

他のお教室でわからないこと、そこまでは教えてもらえない、ということを教えています。


また、ひよこ座グループレッスン参加者限定のパーソナルセッションではストレッチやトレーニング指導のみです。

グループレッスンでバレエの基礎は教えていますからね。


皆さん、やってみて一度はおっしゃいます。

「筋肉の大切さがわかった」

「バレエだけでは足りないということがわかった」

「ここの筋肉の違いでここまで全身変わるなんて」


年をとると筋肉は衰えていきます。

加齢、老化に対抗するにはバレエのレッスンだけでは難しいのです。


残念ながら、バレエのレッスンではほとんど筋トレになりませんし、鍛えたいところを意識して使ってもほとんど鍛えられません。

運動ゼロよりは…という範囲です。


筋肉を増やす筋トレは

・負荷を適切に

・正しいフォーム

・適切な回数とインターバル、セット数

・動く度に疲労をしっかりと回復させる

・筋肉のもとになるタンパク質を中心に栄養を摂る


バレエは全身を使うので、動きの癖を自分で直すことはかなり難易度が高く、関節の動きを確認して正しい動きを身につけることが大切。


そしてバレエのためというと

・内もも

・腹筋

と口にする生徒さんが非常に多いのですが、この2つを使うために必要な大きな筋肉が衰えていると使いたくても使えないのです。


骨盤を支える大きな筋肉に十分な強さと柔軟性がないと腹筋は使えません。

つまり、腹筋が使えないからと腹筋運動だけするのは間違い。


建物の基礎無しにいきなり太い柱を用意するようなものです。

柔らかい土に柱を建てようとしたら?


何事にも順序があり、筋肉の本来の大きさと役割があります。

いわゆる『年を取って足腰弱る』の最初に衰えていく筋肉がその大きな筋肉。

バレエが上手になりたい、きれいになりたい、など目標があるのでしたら筋トレ必須です。


もちろん、ただバレエのレッスンに参加したい、バレエだけやっていたい、という人はそれでいいのです。


「もっとやりたい」となったらバレエのレッスンをやたらと増やすより週一回の筋トレのほうが効率が良いですよ。