すみません。
また間があいてしまいました。
前回のものはこちらをぜひ。
https://ameblo.jp/hiyokozaballet/entry-12785992347.html
さて、問題です。
レッスンCDの中のワルツから部分的にリズム譜してみました。
どちらがテンポが速いでしょう?
(休符描き間違えて修正ペン使ったら汚くなったのは見逃して)

答えは同じ(たぶん)
速さの指定まで書いていませんが、ただ並んで載っていたらわざわざテンポまでは変えないのが普通かなと思います。
上段はゆったりした感じ。
下段はノリの良い感じに聞こえるかも?
例えば上段はめちゃくちゃ速く演奏して、下段の楽譜をめちゃくちゃゆっくりしたテンポにしたら、上段の四分音符と下段の八分音符を同じ長さで演奏することは可能です。
1小節に入る音符の数が違っても、テンポ=拍のスピードは同じだったら、印象は違って聞こえます。
音符に長さがあるのはこのため。
音の高さの違いだけだったら音楽って成り立たないです。
色々な長さの音符が組み合わさって、音楽になっていきます。
踊りも同じ。
拍感がありつつ、ゆったりしているように見えたり、細かい動きを見せたり。
観ている、聴いている人はその違いがあるから何かを感じてくれるのです。
音楽無視のスピードで動くと、見た目が全く音楽的ではなくなります。
例えば、映像を無音にしてもどんな曲で踊っているのか観ている人がわかるくらいに動くものなのです。
そしてカウントは音楽に対してどのスピードで動くのか、振り付けをした先生の意図を受け取るために必要な要素。
音楽の拍とカウントは一致します。
音楽の拍がわからないと、どの速さで動けばよいのかわからないから、どのパを組み合わせるのか覚えても、動けないのです。
バレエってうまくできていて、音楽に乗ることでパが成り立ちます。
自分のペースでやろうとするとなんだかうまくいかない、音楽がある方がうまくできる、なんてこともあります。
極端に順番が覚えられない人には、私はいつも確認します。
・動きがわからないのか?
・音の取り方がわからないのか?
・両方なのか?
曲をかけて手拍子をしてもらうと、本当に音がわからない人はずれていきます。
そういう人にはまずは音楽のアクセント、拍子を聴き取る練習をしてもらいます。
ほぼソルフェージュです。
入門や初級で半年以上コンスタントにレッスンを続けていて「何がなんだかわからない」という人はここを確認してもらうといいですよ。
あくまでも確認してもらう、ですよ。
ずれる人は、ずれているのに自分では合っているつもりでいます。