『膝のお皿問題』書くの何回目でしょうね

まだまだ聞かれます。
スポーツクラブのほうは新しい方も増えていますので改めて。
膝のお皿、何のことかわかりますか?
膝蓋骨=膝関節の滑車の役割をする骨
バレエの先生でいますよね。
「膝のお皿を持ち上げて」
「膝のお皿を引っ込めて」
これ、無理です!
ずらしたら脱臼。
「動きのイメージのことよ!」なんて意見も聞いたことがありますが、そういう役目のものじゃないので無理です。
画像は脚の骨格と膝の進展(伸ばすこと)に関わる筋肉。
水色の部分が膝蓋骨です。
膝のお皿が飛び出して見えるのは、腿の筋肉量が少なすぎる場合に多いです。
骨が出ているのではなくて、周りの組織が薄いから出て見える。
これを言うと
「ももの前って使っちゃいけないんですよね?」
「脚を太くしたくない」
と言う人もいます。
プロのダンサーの脚をよく見てみて。
しっかりと筋肉がありますよ。
筋肉なくして動くのは無理です。
筋力がなくて、膝のお皿が飛び出していて、上達しなくて、疲れやすい
筋力があり、膝のお皿が目立たなくて脚がまっすぐ見えて、上達して、無駄に疲れない
どちらがいいでしょうね?
理学療法士さんたちにバレエの先生特有の表現を鵜呑みにしたり勘違いする生徒が多いというお話をしたときに「膝のお皿を持ち上げて、と言う先生もいる」と話したら吹き出していましたよ。
それで、最近このことを書いていなかったな、と思い出しました。
本当に膝が曲がってしまって、伸ばそうとしているのに伸ばせないのは伸ばし方、立ち方を見直す必要があります。