昨日は自分も肉離れ以降お世話になっている病院でお医者様や理学療法士さん向けの講義を行いました。


リハビリに通ううちに、一般の方くらいの筋力は戻ってきました。
もっと踊れるレベルまで診ていただけるということで、
「バレエのときのこういう動きが難しい」
「もっとこうしたい」
「生徒でも痛みを抱えている人がいて、動きを直したら改善した」

バレエの動きや体の仕組みなどのお話をしていました。
そんななか、バレエで故障して通院する人が多いということでバレエについての講義を依頼されました。
せっかく今のケガが治っても、バレエのやり方が同じでは同じ傷害を繰り返すことになるからです。

内容は
・基本の姿勢
・ターンアウトについて
・つま先の伸ばし方
・ルルヴェやジャンプの動きを誤認することによる傷害
・バレエシューズの選び方
・ポワントの履き方と間違った使い方、正しい立ち方
・ジャンプなどの実際の激しい動き

正しい動きの説明のあとにプリエとタンデュは実際に体験していただきました。
さすが、身体のプロ!
一番ポジションがきれいにできる方ばかりで、通常のレッスンより短い動きをしただけで
「外旋筋群がつりそう」
「もうハムストリングが痛い」
など、静かに見えて意外と負荷が大きいことを体感していただきました。




また、間違ったとらえ方をしている例と正しい動き方をたくさんお伝えしましたが、骨格と筋肉の専門家なのですぐに理解してくださいました。

「バレエは休みなさい」としか言われないから病院行かない、なんて人がいたら足のクリニックでしたら踊れるレベルまで診てくださいます。

また、理学療法士さんが知識も豊富で、ほんの少しの歪みなども見られる方ばかりです。
今回の講義のために大人の初級レベルのクラス90分の間に数えたら、ルルヴェおよそ200回、ジャンプ100回やっていることが判明。
ちょっとのズレが、回数積み重なることによって傷害につながることもあります。

故障や外傷をほっておくと、下手したら一生の問題になります。
痛みは身体からの危険信号。
無視しないでくださいね。

受診とリハビリは予約制です