先日、他の教室にも行っている生徒から相談されたので改めて。
上半身をひねる振り付けの練習をしていたら腰が痛くなった。
レッスン中にいつも言っていますが、ファイイ、アラベスクなど上半身をひねる動きの中心は胸椎です。
・ウエストをひねろうとする
・腰、背中が反っている
と角度が行かない上に使われる筋肉が違うので腰痛になりやすいです。
わかりやすい動画を。https://twitter.com/pttiger0228/status/1597713429930078208?t=JcIMs3HztQDqaU7eHm2VyQ&s=19
脊椎回旋•側屈可動域 pic.twitter.com/5RsHhJgKSj
— PTタイガー@FootBiomechanics (@pttiger0228) 2022年11月29日
骨、特に棘突起の形にも注目。
腰椎がそんなに大きく回旋しないことがわかります。
筋肉の硬さで可動域が狭くなる場合はほぐす、ストレッチ、動きの練習でなんとかなりますが、骨がぶつかるのは動きが間違っているから。
バレエってそこまで無茶なことはしません。
関節の可動域を最大使うけれども、骨を折ったり関節をはずしたりするわけではありません。
肩こり、背中のこりがあるとアラベスクが上がらないので、脚を上げたいからと開脚ばかりするのは間違い。
時々、先生が「アラベスクで胸をまっすぐ」と指導しているのも見かけます。←ここでの『胸』は胸郭全体、アバラも含みます。
それは骨格的に無理。
バレエをやるために体の仕組みを知ることが必要というのはそういうことであって、筋肉や骨の名前を知っていることではないのです。