先日、連続して大人の熱心な生徒複数人から同じ言葉が出てきました。
『トレーニングも練習が必要ということがよくわかった』
私はグループでも個人レッスンでも、筋トレは必ずやります。
コンディショニングやエクササイズ程度で調整が間に合わないくらい筋力がない人が多いからです。
日常の動きにも筋力不足なのに、バレエができるわけがありません。
私は「みんなに上達してもらいたい」と話して、強制的に筋トレ。
筋力がない人は何のトレーニングをしているのか体感できないことも多々あります。
筋肉量が少ないと、感覚を感じる部分が少ないためにどこを鍛えているのか、使えているのか感じられないのです。
また、筋力が足りないためにフォームを保てず、鍛えたいところをきちんと使うことができないこともあります。
そうなると辛くもないのですが、慣れてきて筋肉が働くようになるとキツさを感じたり、使った筋肉がだるくなったり、感覚でわかるようになります。
そのあと、やっと筋力を使うことにつながりパフォーマンスアップの段階に入ります。
このあたりまで来た生徒たちから最初の言葉が発せられました。
ここまで、早い人で約半年、長いと1年以上。
私のレッスンは口コミで来てくれる人も多いのですが、期待が大きすぎて1回で効果を感じずに
「なんだ、大したことないじゃん」
と2回目を受けに来ない人も過去に大勢いました。
そりゃ、何もわからず来て1回でわかったら、バレエの基礎なんて必要ないですよね。
バレエを本当に楽しんでもらうには、バレエの基礎をしっかり身につけるためには、足りない筋力はトレーニングで補う。
そのためにはバレエと同じく、トレーニングも練習が必要です。