私は子どものときに習っていた先生のレッスンでは前後と横の開脚は180度以上でしたが、太ももの前のストレッチは動けなくなるからやってはダメと言われていました。

ふくらはぎのストレッチの存在も知りませんでした。

学校の体育でやる程度は経験がありましたが、バレエをやるなら開脚と言われて、疲労回復やケアの意味のあるストレッチは思いつきもしませんでした。


6歳〜13歳まで毎年8cm身長が伸びていた私は常に身体が硬かった。

初めて前後開脚をしたとき、周りの人よりはるかに頭の位置が高く、床に手が届きませんでした。


身長が伸びる仕組みは

・骨の成長軟膏から伸び

・伸びた骨に筋肉が引っ張られ

・筋肉が長くなり

・徐々に馴染んでいく

のですが骨の成長スピードが速いと筋肉が追いつかなくなります。

ここで適切なストレッチが必要。

引っ張られている筋肉はパフォーマンスも落ちます。

マンガなどでよく大柄な子が動きが鈍い表現がありますが、この現象を描かれていると思います。


「なんでそんなに硬いの!」と叱られ(意味がわからないですね)

「毎日やりなさい」

と言われたので毎日開脚『だけ』頑張ってなんとか180度は開くようになりました。

当時バレエのレッスンは週3〜4回。


9〜10歳、10代で年単位でふくらはぎの痛みを抱えていた時期もありました。

家の近くの整形外科で、成長痛と言われていましたが、状況からは本当はいわゆるシンスプリントと思われます。


シンスプリントや原因不明の痛みは正しいストレッチで防げます。


また、骨に引っ張られてパフォーマンスの落ちた筋肉を力技で無理やり動かすと、その力みが癖になります。

今の私の状態です。


昔の日本では『背が高いとダンサーになれない』という風潮がありましたがこういうところから来ている話なのでは?と思います。


小学生でも身体が硬い子はいますし、動きが鈍い子もいます。


その場で無理やり完成形を求めることは必ずしも良いことではありません。

今の身体の状態を把握し、どこまでやるかを指導するのも先生の役目。


小中学生で力技で翔んだり回ったりできるより、身体が出来上がる10代後半にどうなってもらうかを考えるべきです。


私が大人の身体の状態を把握できるのは自分の経験もあると思います。


成長期にストレッチや運動をしたことがないと、身体を動かすことがとても難しい。

ただ、私の大勢の生徒たちを見ていると、私より向いていない身体の人がほとんどいません!

羨ましく思うくらい。

一人ひとりに合った筋トレ、ストレッチで正しい姿勢のベースを作り、バレエのレッスンをできるとバレエ習得のスピードと目指せるレベルが上がります。


久しぶりに長くなりましたあせる

語りだすと止まりません(笑)

また次回ニコニコ