大人バレエの生徒と、バレエ教師の間に言葉によくギャップが生まれることがよくあります。


その理由は大人は言葉を理解できるから。


祝日レッスンで初めましての人が多くて、そのギャップに気づかず言われたまま頑張っているのだろうなと言う人が多かったので話しました。


「子どもは大人の使う言葉を全部は理解できないので目からの情報が優位。」

「大人は言葉が理解できるから言葉通りにやろうとする」

「先生は子どもの時からバレエをやっているので、ここで先生がやってほしい動きと、大人の皆さんがイメージする動きにギャップが生まれます」


うなずく皆さん。


バレエクラスのときに説明する言葉は例え的なものが多く、動きそのものを説明できる先生は少ない。

独特な表現がたくさんあります。

『床を踏む』『プリエを踏む』『引き上げて』など。


子どもは雰囲気と先生のお手本で動く。

大人は言葉通り動く。

先生は自身の子どもの時のイメージのまま。


ズレはどんどん大きくなります。

どんなに頑張っても、例えをそのまま受け取ってそのまま頑張っては結果は出ない。

しかも、言葉からイメージする動きが人によって違ったりします。

大人はバレエを知る前までの経験が人によって違うからです。


そこまで上達にこだわってないわ、という方はそれで良いですが、上達したい人はきちんと教えてくれる先生に習いましょう。