生徒からよく言われるシリーズ


「私、右(左)が弱いんです」

「整体で左右の脚の長さが違うと言われて…」

「骨盤が歪んでいるんです」


これ、生きている人間なら当たり前。

そもそも、人間の身体の仕組みが左右対称ではありません。


内臓、脳も左右で違います。

手も足も右利き・左利きがあります。

例えば利き手と利き足は同じとは限りません。

手は右利き・足は左利き、手が左利き・足は右利きの人もいますし、利き手と利き足か同じ側の人もいます。


利き足ではない方は軸足となります。

体重を乗せてバランスが取りやすいのが軸足、動きやすい(パッと走り出すときなどに自然に出る)ほうが利き足。


手と同じで、利き足は細かい動きができたり、思う通りに動かしやすいです。

一方、軸足は体重が乗ることは得意ですが、細かい動きの感覚やスピードが鈍かったりします。


生徒がよく言う『弱い』はこのやりづらい方の動きのことを指すことが多いのです。

弱いのではなくて生まれつきやりにくい方は存在します。

利き手ではない方で文字を書いたり、食事をしようとするととても難しいです。

それと同じです。


バレエは左右とも練習しますが、日常の動きはほとんどこの利き手利き足の影響を受けます。

使い方が偏るので全てを左右対称にすることは無理です。

むしろ、無理に左右対称にしようとすることは脳にストレスです。

偏りすぎないようにエクササイズ、レッスンやセルフケアを工夫するくらいが良いです。