私は初めてひよこ座のクラスに来た人には
「発表会参加を希望しますか?しませんか?」
「ポワントを履くことを希望しますか?しませんか?」
この2点を確認しています。
やりたくない人に無理にやらせることはありません。
こちらから強くすすめることもしません。
相談されたり、迷っているなら、一度挑戦してみたら?くらいは言います。
本当にやりたくなったら生徒から言ってくれると思っています。
発表会に出なくても、バレエはできます。
発表会のあるときはブログやSNSにその話題が増えますが、数十人(スポーツクラブも入れると100人近く)の成人クラスの生徒の中で前回の出演者は6名、以前に多い時で10名です。
出ない人のほうが断然多いです。
最初の質問をすると、申し訳無さそうにする方も多いのですが、私が発表会の演目を考えたり、何人くらい出てくれるかな?と見当をつけるためなので、出たくない人ははっきり言ってくれて大丈夫です。
人数が全くわからないと、「参加費はいくらくらいですか?」と質問に答えられないのです。
出る人、出ない人の差別はしません。
ただ、発表会に出ることになると、出ない人もいるので普段のレッスン以外の時間にリハーサルを行います。
レッスン回数が増え、作品の練習をすることで出る人のほうが上達が早い、一緒に過ごす時間が増えるのでお互いに知っていることが増えるので親しそうに見えることはあるかもしれません。
発表会に出なくても、普段のレッスンを頑張って上達することは可能です。
でも何のために基礎をやっているかの実感は湧きづらいのでお友達の発表会や、プロの公演を観る機会があったらぜひ観に行くようにしてください。
少なくとも、舞台に興味は持ってほしいなとは思います。
バレエの基礎は舞台で表現するためにあります。
理由がわかると目的がはっきりしますね。
エクササイズ目的でも、バレエ自体を好きなのでも、上達したいのでも、指導するときは同じです。
間違ったやり方をしては良い筋肉がつきませんから、最終目標は正しく美しいバレエです。
基礎をきちんと身につける、ということは発表会に出なくても頑張ればできますよ