先日、幼児クラスに体験のお子さんが来ました。
まだ年少さん。
小さい子ってなんであんなにかわいいんでしょうね!
真剣にレッスンに取り組み、右と左も理解して、私と前からいる生徒の動きを見て真似して、勘が良いお子さんと思いました。
レッスン後にお母様とお話。
「あんな難しいこと、うちの子できるのかなぁ」(できない前提のニュアンス)
よくあります。
バレエって「3歳からやってます」
と言うと最初から今と同じようにできたと思う人は一定数います。
でもお子さんは「たのしかった!」と笑顔。
お子さんがやりたいと思ったか、思わなかったか…
これから好きになってくれそうなのに!
最初はスキップなどのリズム練習や「妖精さんになってお空を飛んでみよう」「両足でジャンプ!」
そんな感じからスタートです。
「すごく良く理解できるお子さんですね!」と驚いたことを伝えましたが、「えー???」という感じのお母様。
私からするとあれでうちの子向いてない!と思われたらできる子いなくなっちゃうんだけどな
3歳なんて歩くのもよちよちです。
いきなりトウシューズで踊れると思った?
来なかったら基本的には諦めますが、将来が期待できそうな子が来なかったときは「夏休み終わったら来てくれないかしら?」などと、ほんの少しばかり考えてしまいます。
もし不器用なお子さんでも、本人が楽しめるならいいじゃないですか。
そして好きになってくれるなら。
見学や体験にまで連れてきたのなら、親御さんができるできないを決めないであげてほしいと思います。
他の子と比べるのもナンセンス。
既にレッスンを始めて日にちがたっている他のお子さんもいるクラスを体験するなら、他の子よりできている・できていないではなくて1年後2年後にこんなふうにできてくれたらいいな、の発想で見てもらいたいと思います。
だって1年もしたらできることが増えているのは当たり前。
その日初めてのご自分のお子さんと、バレエ歴1年2年の他のお子さんが同じでは困ります。
みんな最初は初めて。
同じようにできないところから、月日が経つとこうなるよ、ということを見るための体験や見学でもあるのです。
レッスン内容や先生と合いそう?だけではありません。
ちなみに、私はよくおすすめするのですが、少し年上の子のクラスも見学してみるといいです。
お子さんの将来の様子を想像してみてください