テーマを大人のバレエにしました。

子どもはちょっと事情が違ってくるので大人についてのお話です。


先日、以前に私のレッスンに出ていた人が日にちを指定して「受けに行ってもいいですか?」とのこと。


私が活動場所と曜日を変えたときに、ご家庭の事情で「行けません」と言って、それ以来会っていませんでした。


受けたいと言ってきた日は、いつもの日曜日に私がレッスンできないため振り替えた平日。


続ける前提でならOK、1回だけのつもりならごめんなさいと返事。

結局来ないことになりました。


もちろん事情があって不定期にしか受けられない人はいます。

不定期受講でも問題ないオープンクラス制のスタジオや、いつ誰がどのレッスンに出てもよいスポーツクラブなどがたくさんあります。



私の大人のクラスは都度払い制なので、受けるときだけの支払いで良いのですが、基本的には続けてもらう前提です。

お仕事によっては急に休まなければいけないことがあったりするのでお月謝を損しないシステムにしただけです。


バレエの基礎って、やることがとてつもなくたくさんあります。

毎回、ほんの少ーしずつですが動きのレベルを上げる説明をしたり、内容の難易度を上げたり、逆にシンプルにしてみたり、同じ動きをたくさん繰り返してもらったり…


毎回レッスン内容に繋がりがあるので、1回で理解・上達するのは無理なのです。

月1回でも間隔が開きすぎ。


内容が進んだことや、前回説明したことを知らずに受ける人がいるとまた同じことを説明する時間が必要になり、他の生徒にも迷惑になります。

私のレッスンはかなりコアな内容で上達を目的としているので、最初から1回だけのつもりの人はお断りしています。

どんなレッスンかまずは1回受けてみたいというのは大歓迎です。

週2回受けてくれている生徒の癖を見抜いて、生徒本人が身体の感覚で理解できるまでに1年以上かかることもあります。

生徒もよくついてきてくれると思いますが

「今までこんなふうに教えてもらいたかったけど教えてくれる先生がいなかった」

とのこと。

生徒の情熱と、私の上達してもらいたい気持ちのバランスや求めるものが合っていたのだと思います。


そこまでついていけないわ…という人、注意されたくないからただレッスンを提供してもらえたら…という人、同じ熱量の先生に出会えたらより楽しいバレエライフが送れるはず。


自分の求めるレッスンを先生に要求することは絶対にしてはいけません。

先生はそれが一番良いと思ってレッスンをしています。

それに同意できないなら、他の先生を探しましょう。