某バレエ団のドン・キホーテの公演で、『手拍子をご遠慮ください』と異例のツイートが投稿されて私の周辺で少し話題になりました。


私も手拍子は苦手です。

するのではなくて人のを聞かされるのが。


よく手拍子が起こる場面としては三幕コーダのグランフェッテでしょうか。



コーダの主題をリズム符にしました。
下段は四分の二拍子の基本のリズム。
赤い印が手拍子するところ。

クラシックで、二拍子だと基本的にオンカウントの手拍子になります。

スイングジャズは裏拍が取れないとだいぶ違った感じになってしまいます。

これがずれるといくらプロといえども指揮者やオーケストラ団員、ダンサーも調子が狂います。
大勢の中の一人ならまだよいのですが、ずいぶん昔のことですが全体的にズレたときに指揮者が手拍子を止めた公演もありました。

バレエを指導していて、リズム音痴で音楽と動きがズレていても全く気づかない人はいます。

たまたまそういう人が多かったり、他の人がつられると大変なことになります。

手拍子で盛り上げたり、楽しんでいるよ!と出演者に伝えるのは良いことですがくれぐれも演奏や踊りとズレないようにしたいものです。
踊る際にもこういったリズムに関する意識は必要です。