続き。
最終回!
解剖学とバレエの動きが繋がるようになってから、生徒の身体の状態の把握もより細かくなってきました。
・この瞬間に力む理由
・この動きだけがうまくいかない理由
・バレエの練習だけでできないとき、どんなトレーニングをしたら良い?
・静的ストレッチと動的ストレッチの割合、種目は?
段々とマニアックな内容に(笑)
意見の合う先生と出会えなくて孤独を感じたこともありました。
2018年、バレエ学校の先輩のお教室バレエスタジオアクシスの講師に誘っていただきます。
ありがたかったですね。
高校生の時にバレエ団のレッスンでお会いして、優しいお姉さんと思って憧れていましたから。
さらにレッスンに関する意見も合うので、とにかくストレスがない。
子どもたちからは
「畑先生と泉先生、注意するところが同じー!」
と言われるのですが(笑)
「だからそれがあなた達の課題でしょう?」
と打ち合わせなしで筋の通ったレッスンが成り立つのです。
知識や経験のある、意見の合う先生が身近にいると私自身も負けてられないと気持ちが引き締まります。
ずっと来てくれている生徒はこの変化もずっと見ています。
ここ何年かで発表会にも出てくれる熱心な生徒が増えて
「ずっと先生のレッスンを受けてきていいなぁ」
と言われます。
でも、私も最初から今のような教え方だったわけではありません。
生徒から学びましたし、これからも学び続けます。
生徒も、私も年を取ります。
バレエ上達、身体の状態に合わせて、加齢・老化に負けないレッスン。
やることは山程あります。
音楽に関しても、リズム音痴な人にリズムのとり方や音楽の聴き取り方を教えるうちに、間違ったことを教えてしまったら…と心配になりました。
それでピアノの習い事も再開しました。
人間の体について、未だに解明されていないことや、新しい方法やかつては良くないとされていたことが良いと逆転したり、日々情報は更新されています。
バレエは芸術とはいえ、実際にやっているのはアスリートレベルのこと。
身体の知識は必須と思います。
バレエの知識、音楽の知識、身体の知識、生徒にとって良い先生でいられるようにこれからも努力していきます