昨日の続き。

といいますか補足あせる


どちらかというと大人向け。

テーマの設定を変えてあります。


ひよこ座や講師をしているバレエスタジオのクラスではあまりないのですが、スポーツクラブではスタジオと同じようにはいかないことがあります。


人数も多く、スタジオほど「バレエをやりたい!」と思っているわけではない人も参加することと、初めての人も10年以上の人も同じクラス。


どうしても中間くらいのレベルにせざるを得ません。

初めての人には少々難しいクラスになることが多くなります。


そのおかげで私も大人で初めてバレエに触れた人の分かりづらいポイントが理解できるようになってきました。


昨日のブログのリズムに乗る手前の状態、動き自体がわからない場合について。


バレエの基礎のクラスではすべての動きが説明できるポジションを通ります。

ここで「え?でも途中は?」など思った人は基礎の見直しをおすすめします。

バリエーションなどやることになったら動きの種類がグンと増えますが、それは基礎をやったあとのお話ですね。


そして先生の『説明を丁寧にする』はゆっくりやることではありません。

分解することです。


私がまだ教え始めて間もない頃、まだ今のような教え方ではなく、ただゆっくり簡単と思っている内容でレッスンを進めていたときです。


性格は変わらないので(笑)

「先生は話しやすい」と生徒さんから質問されることはたくさんあって、そこで何をどう説明したら良いのか学んでいました。

そんなときに一番衝撃を受けて今でもはっきり覚えている質問。

「ロンドジャンブで、先生がゆっくりしてくれているのだろうなという感じで見せてくれるのがまだ速くて、見ているだけでは回しているのか1番を通っているのかわかりません」


今でこそ、新人さんがいると4カウントのロンドジャンブも入れますが、当時はゆっくりなのが2カウント、速いほうは1カウントでやっていました。


その質問があったクラスも経験の長さに差がある上に20人以上いて目が届ききらないクラス。

ロンドをやるたびに足を前後にゆらゆらさせたり、アンディオールとアンデダンを行ったり来たりする人が一定数いて私は内心「ちゃんと聞いてないし見てないからピリピリ」とイライラすることがありました。

いや、違うんですよね。

私の設定した難易度と説明の仕方が悪かった。


「前から回す方がアンディオール、後ろから閉じてくるほうがアンデダン」くらいの説明をしながら、ゆっくり動きを見せて(いるつもりで)いたのですが、倍くらいゆっくり、言葉も変えるべきでした。


先生の説明がわからなくてできないまま終わらないように質問はするようにしましょう?

じゃないと子どもの時からバレエをやることが当たり前の先生には何がわからないのかわからないのです。

先生達はYou Tubeなどのプロの踊りから振りを起こすことも大して難しくないのです。

知っているものの組み合わせを確認するだけだから。

大人バレエの人は「見ているだけでは何をやっているかわからない」と言う人がほとんどです。

見る力も知っていることの量も違うからです。

私はバレエとベリーダンスは見てわかりますが、ジャズダンスやヒップホップは自分で振りを起こすことはできません。


例えば「さっきやったの○○の動きが全くわかりません」という質問をしたとします。

分解して説明してくれる先生ならいいのですが、生徒から相談されたケースでは


・面倒くさそうにレッスン中の理解できなかった説明を繰り返すだけ

・「頑張りが足りない」とだけ返されて教えてもらえなかった

・「いいのよーわからなくて。楽しんでくれたら♪」と説明なし


ひどいですね。。。

生徒に伝わらなかったら先生も学ばないといけません。

逆にいうと、細かい注意をされたくなくてなんとなく楽しみたい人とこういう先生は相性が良いですね。

きちんとやりたいと思っていて、質問に答えてもらえないことにストレスを感じる人は丁寧に教えてくれる先生に教わることをおすすめします。

ただし、正しいことを教えてくれる先生に、です。