子どもは身体が柔らかいと思っている大人が多いので。
前の2つ、『身体が硬いとは』と合わせて読んでいただけるとよりわかりやすいと思います!

身体が硬い原因をもう一つ。
成長期であること。
どんどん背が伸びる年頃、骨から成長して筋肉は引っ張られて伸びていきます。
そこから鍛えられて力がついてきます。
成長期はそれが落ち着かず、背が伸びるのが早いと骨の伸びに筋肉が追いつかないので筋肉の収縮率は下がり、動きは鈍くなります。

まさに私がそのタイプでした。
6歳か7歳までは小柄な方で、13歳までに毎年8cm身長が伸びていました。
徒競走はビリ、体育ではまともにできたことがなく運動は大の苦手。
15歳で50m走が11秒かかっていました。
でも高3(17歳)でいきなり8秒になりました。
成長期が終わり、骨と筋肉のバランスが取れてきたと思われます。

上記の理由から、私はバレエ教室で一番身体が硬く、今でも特別柔らかいわけではありません。
私の身体の硬さは、元々の可動域がそこまで広くないことと、関節の遊びが大きいようで身体が安定しないために力みやすいところからも来ています。

力みが抜けないので動きが硬く小さく、動きながら伸ばされるはずのところがあまり伸ばせず、疲労が溜まってどんどん硬く…
毎日しっかりケアをしないと筋肉がパツパツに張ってしまいます。
また、筋力があるので意識しなくても緊張が高まってしまうときがあります。

そのバランスを取るため、また疲労を残してバランスを崩さないためにも日々のストレッチは必要です。

成長期の骨の成長は待ってくれないので、少しでも故障する確率を減らす、将来のパフォーマンス力を上げるためにストレッチは必要です。
無闇矢鱈と伸ばすのは骨格にも筋肉にも負担になることも。
適切な種目と角度のストレッチをニコニコ