私は教え方が他の先生と違って、教える内容が細いとよく言われます。


こういうふうに動かすとここが使える、こう意識するとバランスが取れる、脚が上がる等…


見た目や動きの結果ではなくて、何を気をつけ、どう意識して動けばよいのか、教えます。


よく質問されるのは他の先生に「もっと〇〇して」「ここを使って」と言われるけどどうしたら良いかわからないということ。

お話を聞くと、だいたいは物事の結果で経過を説明されていないんですよね。

大人バレエの生徒は「大人はわからないから…」と言うのですが、知らないものの結果だけ言われてもわからないのは年齢は関係ありません。


子どもで勘の良い子が、先生のお手本を見て良い動きができることはありますが、それではのんびり屋さんは置いてけぼり。

でもじっくり教えてじっくり取り組ませると子どもも上達度合いが違ってきます。


この指導方法は私が最初からできたわけではなく、生徒から質問されたり、自分もレッスンやパーソナルトレーニングを受けたり、周りの先生やトレーナーさんとの情報交換などで学んだことの積み重ね。

音楽も理解してほしいから、ピアノやソルフェージュで習ったことも活かしています。


引き出しを増やすために日々、新しい情報がないか調べ、レッスンを受けて良いと思ったことを取り込んだり、よくわからなければ先生に質問しますし調べます。

人間の体って、まだ解明されていないこともたくさんあります。

スポーツの記録がどんどん伸びているのも、どうすると良いパフォーマンスが引き出せるか、根性ではなく理論的にトレーニングするようになってきた結果です。


バレエは芸術とはいえ、身体全体を使って表現するための手段としてパがあり、正直なところアスリート。


怪我をせずに、安全にバレエ上達してもらうために先生も日々勉強です。