私は生徒からも、SNSで繋がった方からも質問をされることが多いです。
また、発表会にも出る生徒は他の教室でも発表会に出た経験のある人が多いです。
私自身、所属スタジオの発表会、ジュニア時代は地区の合同公演などに出演して、さらに専門学校、友人の関わる教室の発表会のお手伝いなどなど。。。
たくさんの発表会に関わった経験があります。
まずお伝えしたいのは、発表会のやり方はお教室によって大きな違いがあること。
それは先生の振り写しのやり方であったり、リハーサルのやり方であったり、本番の日の流れであったり色々です。
私は振付の殆どを予め決めてからリハーサル初日を迎えることが多いです。
必ず、ではありません。
インスピレーションがわかないときはスタジオで生徒の顔を見たときに、パズルのピースが一つ一つはまるみたいに振付が決まることもあります。
ザッと一通りの振り写しをするのに一回のこともあれば、数回に分けることもあります。
生徒さんの経験や曲の長さ、その時の課題の難易度などにより変動します。
発表会に出ない生徒もいるので普段のレッスンとは別枠でリハーサルの日を設けます。
毎回、バーレッスンをやってからリハーサル。
まずは曲を軽く流して、どこまで覚えたか、どこがわからないか、確認します。
わからないところから振りの確認、うまくできないところのアドバイス。
後半に曲を通して踊ってもらいます。
一回につき時間はかかりますが、できるかできないかを生徒任せにせず、できないところは教えます。
この点は他の先生ではあまりやらないと聞きます。
曲を通してやるだけだと…
大人でも子どもでも、自分の踊っている姿を自分で見ることはできないですし、見られたとしてもどうやって直してよいかはわからないですよね。
私は部分練習、通しの練習、両方してもらいます。
生徒が希望すればコールドの参加でも個人指導も行います。
周りと合わせるのではなく、私が伝えたものを理解してくれるとみんな揃いますから。
お衣装はレンタル。
いくつかの候補から着たいものを選んでもらいます。
好きなもの着るほうがいいですよね。
なんなら、お衣装から曲を決めることも。
本番は生徒さんが自分の踊りに集中して、満足のいく終わり方をしてほしいのでお手伝いの先生もお願いしてサポートします。
他では
・練習はほとんど自主練
・先生の前ではレッスンのときに2回くらい通すだけ
・注意やアドバイスがない
・メイクは各自
・ひどいと衣装も自分で借りる
など生徒さんの負担が大きくなって発表会のたびに疲弊してしまうというお話も聞きました。
大人バレエの生徒さんはバレエは趣味ですから、先生がやりたいことをやるのではなく、生徒のためのものであるように心がけています