子どもの成長に合わせた指導をするということを書いてきました。
今日は幼児期に身につく感覚について。
幼児のときは「なんだお遊戯じゃん」と言われることもあるバレエクラス
簡単なことをやっているように見えるかもしれませんが、大人に同じことをやってもらい、年齢相応のクオリティにしようと思うと意外と難しいんですよ!?
だいたい6歳くらいまでにリズム感や空間認識能力ができると言われています。
音楽に自然に乗れる、考えなくても方向や自分の移動ルートを理解できることは将来踊る上で重要なことです。
また、爪先指先までの意識と、自分でコントロールして身体を動かすベースを作る大事な時期になります。
先日方向音痴について書きましたが、空間認識能力がないとコールドバレエなのに進行方向に迷う、身体の向きがずれるなど困るタイミングがたくさんあります。
もし将来ダンスなどのプロを目指したくなったときに大勢で並んでオーディションを受けるのに一人だけ違う動きをしていたら一発で落とされます。
こういったベースがあるから、少し大きくなってきたときにスムーズにバレエの動きを身につけることができるのです。
もちろん、やりたいなと思ったときがはじめ時ですが、周辺の状況が可能ならレッスン開始は早いほうがいいです。
私の担当クラスは小3からプレバレエを卒業して本格的なバレエをやっていきますが、小3以上で初めてのお子さんには一つ手前のプレバレエクラスから受講してもらいます。
少し余裕ができた状態で進級します。
いきなり難しいことをしてフォームが汚くなったり、身体に不調が出るより、きちんとやってバレエを頑張った分きれいな動きを身に付けてきれいになってもらいたいと思います