ア・ラ・スゴンド(足を横に出す動き)
大人バレエの皆さんの先生はどちらを指導されているでしょうか?
しっかりと真横に
各自がターンアウトできる範囲で(爪先の方向へ)
私はです。
ターンアウトの感覚がわからなかったり、まだできていないのに無理に真横に足を出すとたいていターンインしてしまいます。
子どもはプロになるときのことを考えて9〜10歳になったらしっかりターンアウトの訓練をします。(低年齢での無理なターンアウトは股関節などに負担です。)
大人はまず足を片方動かす、手足を別々に動かす時点でかなり大変です。
身体が硬いとかだけではなく、バレエのような細やかな動きをするための感覚も神経伝達の経験もありません。
身体は完成しているのに、新しい動きを身につけるのはとても大変なことです。
正しい使い方を身につければ大人なりに上達しますしケガのリスクを減らせます。
ア・ラ・スゴンドを爪先の開ける角度に出すようにすることでバレエで使うべき筋肉を働かせる動作を覚えていき、徐々に真横に近づけていくと、外ももが太くなったりカマ足になることを防げます。
最初が肝心、とはこのようなことです。
いきなり完璧を目指すと無理がかかったり、かえって遠回りになることもあります。
本当に基礎の動きを繰り返し練習することで脳→神経→筋肉→感じる→見せる、回路を作っていきましょう