私と私の周辺の先生方は両手バーのアップ一曲、その後にプリエ、スロータンデュ、ファストタンデュ… と進んでいくレッスンです。
この最初のタンデュ、ちょっと慣れてくると「簡単!」とゆるくやってしまう人も多いのですが、ここでいいかげんにすると後で痛い目にあいます。
タンデュは何のためにやるのか?
あらゆるパの前後がプリエですが、床から離れたつま先は全て伸ばす動きをします。
この伸ばすまで、伸ばしきったとき、足を戻すとき、全てのパでタンデュの動きを使います。
片足を上げて下ろすとき、ジャンプでも、ポワントでも、両足でも。
タンデュを適当にやっているとジャンプが跳べない、降りられない(音もうるさくなります)
ポワントで立てない、降りられない
上げる足の爪先が伸ばせない、降ろせない
爪先の動きが違うということは脚全体、全身の動きが正しい軌道に乗れません。
タンデュの行きと帰りの動きをマスターしないとアキレス腱やふくらはぎの筋肉にとても余計な負担がかかります。
プリエとタンデュを制するものはバレエを制すです