ポワント経験の有無に関わらず、バレリーナのような足の甲を目指す生徒さんは少なくないです。
レッスン中にも甲を伸ばそう、出そうとする意識が見える人もいます。
Instagramに投稿されたバレリーナの写真、トウシューズの写真のモデルさんなど美しい甲を目にすることは多いですね。
あの人たちはそういう足の持ち主だからバレリーナという職業であったり、モデルになったわけです。
足の形は一人ひとり違います。
元々の骨格が甲が出る足ではないのに無理に押し出そうとすると怪我につながるばかりか、身体の一部を押し出そうとすることで全身の姿勢や動きが崩れます。
甲を出したいのはバレエのためなのに、そのせいで踊りが崩れては本末転倒というものです。
甲が出るダンサーやモデルを目指して足指を丸める方向に動かすとバレエの基本の動きから離れてしまいます。
爪先はまっすぐ遠くに伸ばします。
ちなみに、甲が出すぎる人もいます。
まっすぐ伸ばしてもグイーンとしなってしまいます。
そういう人は特に引き上げや爪先の動きに注意が必要です。
バレエシューズでも、ポワントでも乗っかって負荷が大きくなりすぎるとアキレス腱などを痛めてしまう危険が高まります。
関節が硬い場合は行き過ぎて故障する確率は下がるのですが、動き過ぎて柔らかい人は気をつけてレッスンしてください。
まとめると、甲が出ているかどうかより、どのように動かすかが大切です。
ご自分の骨格を理解して良いパフォーマンスを引き出せるように稽古してくださいね。