反張膝、膝のお話の続きです。


私のブログでも、レッスンのときの説明でも度々登場する【内側広筋】


私の右膝です。
ケガの影響でふくらはぎの内側の膨らみがなくなっているのでO脚っぽく見えますね。
今少しずつ筋力を戻そうとしているところです。
生徒さん、これからまっすぐに直っていく様子も見ておいてください。


丸で囲んだあたりに見えるのが内側広筋。
ここに力を入れようとしても筋肉を見つけられないくらい張りがない人が多いです。

筋肉がないのではなく、使われていないのでペタッとなってしまって、張りがないので自然に働くタイミングでも力を入れようとしてもペタッとなったままなのです。
膝への負担が気になります。

内側広筋が使われていないと、外側やその他の筋肉でその働きを補います。
わかりやすいのは椅子に座って膝を曲げた状態で、見てみること。

青い線は膝蓋骨(膝のお皿)
緑は外側広筋←使いますがムキムキにはなりたくないですね。

外側のほうがたくさんついてしまうと、こうして見たときに外側のほうが発達していて、膝蓋骨が内側に向いているように見えます。
ターンアウトもうまくできず、踊っているときに膝が曲がっているように見えやすくもなります。

もしくはとても細い方は膝蓋骨だけが出て見えるかも?
そうなると膝関節自体は伸びているのに膝が出て見えるかもしれません。
膝蓋骨が出ているほど筋力がない人はバレエに関係なく日常生活でもちょっと不便だと思います。
筋力がつくと動作が楽になりますよ。

内側広筋が弱いと内転筋も働きが悪くなり、いわゆる『内もも、内側を使う』ということが困難になります。
同時にふくらはぎも外側のほうが使われる割合が多いかと思います。

ふくらはぎも外側が発達しているとO脚っぽく見えます。
内側をバランスよく使えるように全身を整えたいですねニコニコ