私が多く担当している大人バレエのクラス、回転があまり得意でない方が多いです。


私のクラスに限らず、大人になって初めて回ることをやると、成長期にクルクル回っていた人より回ることが苦手です。


目が回るには2つの理由があります。


景色が通常と違うスピードで流れるため脳が混乱する

三半規管の中のリンパ液が揺れる


も、慣れ(トレーニング)である程度克服することはできます。


特には成長期に回転する種目をたくさん練習した人は回転をやめてからすぐにリンパ液の揺れが収まるそうです。(ちょっと習っただけでは鍛えられません)

大人になって、つまり成長期が終わって体が出来上がってから初めて回転するとこの揺れが収まるのに早くて1分、遅いともっとかかるとか。


1分て、短いバリエーション一曲終わっちゃいますねあせる


完全に目が回らないようにすることは難しいので、スポッティングと言われるテクニックで踊りの音楽と回転のタイミングを合わせ、回転の方向とスピードを決めます。


スポッティングは目が回らないようにするためではありませんが、スポッティングができていると次の動きに比較的スムーズに入れるのでを克服するために必要です。

目が回って、動きも揺れたままだとずっとグラグラです。


また、昔は顔をスポッティングを付けたい方向にできるだけ残して素早く振り返ると教えられましたが、最近はあまり残さないほうが回転のスピードを止めないので回りやすいと教える先生が増えました。

回転が失速すると失敗しやすくなります。


特にピルエットはほぼ後ろ向きにルルヴェします。

この時点で顔が残っていると回転を止めてしまいますね。

すぐに顔の向きを回転を終わらせたい方向に送ります。


回転て、ブレパレーションのコツもつかめるとそんなに構えなくても大丈夫になっていきます。

なぜなら爪先は床についているからです。


ジャンプをきれいに見せるほうが難しいのではないかなぁと、このところ考えています。


きれいなジャンプができる大人バレリーナってかっこいいですよねニコニコ

教えられるように頑張ります!